大人のブログ祭り

カオスな日記

風俗店の入るビルは火事になれば避難することができない構造になっている

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なぜ逃げられないのか?なぜ逃げられなかったのか?私は火事のニュースを見て、いつもこう思う。見取り図は私作成。こういう話はあまりしたくない。しかし埼玉県大宮の風俗店で、客や従業員が亡くなった火災が起きた事故を受けて、書いておかねばならない。と思ったのだ。元風俗店員として。

風俗店の入るビルは火事が起きれば逃げられない

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上の見取り図を見てもらえばわかる通り。風俗店の入るビルは避難経路が一ヵ所しかないので、一旦火事が起きてしまうと逃げられない。例えば、図のように1階で火事が起きた場合、煙が階段を伝わって2階へ。煙は一瞬で2階フロア全体に充満する。個室から出てきた客や女性従業員は、階段を使って逃げることができない。まさに袋小路。

窓がない

正確に言うと、窓はあるのだが、閉め切られているため、容易に開けることができなくなっている。ベニヤ板や釘などで打ち付けてあったりする。これでは煙を逃がすことも、下に飛び降りることもできない。まさに八方塞がり。

非常階段がない

風俗店がテナントで入っているビルの多くは、企業の入るビルなら必ずあるであろう非常階段がない。扉はあっても階段が撤去されていることもある。キャバクラや飲食店が入るビルでは、入り口とは別の非常階段がついているビルが多い。だが、風俗店のみ入る建物では、非常階段がない場合が多い。階下から火の手が迫れば、まさに袋のネズミになる。

避難することができない構造になっている

以上を簡単にまとめると、風俗店が入るビルは「窓を開けることも」「非常階段から逃げることも」「飛び降りることも」できないということだ。一つしかない階段を火や煙で塞がれてしまうと、万事休すとなる。見取り図にあるような間取りは、風俗店では基本的中の基本の造りになっている。どこも大体似たり寄ったりなのは、私が経験してきていることなので間違いない。

 

それと定期的に従業員の避難訓練がある風俗店は皆無と言っていい。避難訓練もなく、避難経路も一ヵ所で、且つ窓もなければ、火事が起きたら「どうぞ死んでください」と言われているようなものだ。

火事の原因は風営法にもある

これから風俗店で働いたり、もしくは利用しようとしている場合は、以上のことを知った上で利用するしかない。今のところ、箱型店舗系の風俗店であれば、新しく改築することも新設する許可も下りないので、古い建物で営業することしかできない。ということは、つまり根本的な対策は打てないのだ。もちろん経営者側の責任もある。しかし政府や自治体が条例や風営法を改正して、風俗営業許可の見直しをしなければ、こういった悲惨な事故はこれからも続くだろう。私としては耐震や避難経路の設備が整った新しいビルで風俗店を営業してもらえたら、火事で亡くなる人はいなくなると考えている。が、風俗店はそもそも必要ないと言う、反対意見もあるので難しい問題だ。「行かなければいい」と言われれば、それで事が済んでしまうから。結局、最後は自分の身は自分で守るしかないのか。風俗とは、いったい何なのか。この問題に、本当の出口はない。